防犯対策その4.センサーライトは役に立つのか!?
ホームセンターのワンコーナーで既に固定席を獲得したセンサーライトのお話。
まぁ、そこそこ有名で、よくある防犯グッズなのですが、その効果はいかほどでしょうか。
設置するだけで完璧なのか?
はたまた気休めなのか?
気になるところですね〜
あ、気になりませんか…
では、勝手に解説を
まず、効果の有無・・・ありです
そりゃ、そうですか…
えっとですね、まず、大事なのは設置箇所なんです。
センサーライトはよく建物の脇だとか裏だとかに設置しますね。
泥棒が通りそうなところに設置すれば、バッチリなんでしょ?と。
果たしてそうでしょうか。
では、早速、犯行現場を覗いてみましょう。
泥棒Aは、夕暮れの住宅街の一角にいた。
これと言った特徴のない、白壁の家の前だ。
築二十年ほどの中級の一戸建てが留守なのは、全ての窓が真っ暗であることがそれを物語っている。
向かって右隣りの家の壁、窓は小さく少ない。トイレや風呂場といったところか。
それがまたいい。
その奥に、目的の勝手口がある。
本日の舞台の入り口だ。
周りに人がいないことは、ここに来るまでに確認済みなので、キョロキョロする必要もない。
滑り込むように門扉をすり抜け、音もなく脇へ回り込む。
と、その瞬間。目の前が真っ白に。照らされた。
何事か!? と一瞬思ったが、すぐにその光の正体がセンサーライトによるものであることに気付く。
本能的に体を交わし、Aの姿は既に光からは外れている。
とはいえ、自分が来た方向を確認だ。
問題は、見ている者がいないかどうかなのだ。
そうこうしている間に、センサーライトの灯はすぐに消える。
この一角は元の静寂を取り戻した。
何事もなかったかのように、Aは勝手口へ向かった。
と、まぁ、こんな感じでしょうか。
泥棒は何か変化があった時、まず周囲の様子を見ます。
誰かに見られていないかどうかですね。
プロの泥棒は日常的に何らかの防犯対策と対面してます。
いきなりダッシュは怪しいですからねぇ。
それに、何かある度にダッシュしてたら、一日中ダッシュしてなければなりません。
泥棒もよく心得てます。
さて、話は元に戻りますが、通路への設置だと効果半減。
もったいないですね。
では、どうすれば。
はい。侵入箇所である「窓」や「勝手口ドア」に設置します。
これです。
では、泥棒Aさんが裏の勝手口から侵入しようとしたとします。
そこにセンサーライトが設置されているとします。
Aさんは勝手口のガラスをドライバーで壊すのですが、その作業の間ずーっとセンサーライトに照らされているという訳です。
いわば、舞台上のスポットライトですな。
泥棒は見られることをとても嫌います。
その中でも、特に嫌いなのは、ガラスやドア錠を壊している瞬間です。
当たり前ですね。
そんなところ見られたら、一発で110番通報されてしまいますからね。
どうでしょう?
お分かりいただけたでしょうか?
敷地裏側に設置するとしても、通路と侵入口ではコレだけ違いがあるのです。
でも、勘の鋭い方はこう思うでしょう。
コンセント抜かれたら終わりじゃん。
その通りですな
なので、屋外コンセントはダメですよ
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