生産性要件とは
厚労省では、「企業における生産性向上の取組みを支援するため、生産性をアップさせた事業主様に対して助成額又は助成率を割増します。」という主旨の取り組みを行っています。
具体的には、下記②の計算方法によって、「生産性要件」に適合する場合に助成額が加算されます。
この生産性要件を充たすと、キャリアアップ助成金正社員化コースでは、
一人当たり57万円 → 一人当たり72万円
となりますから無視できません。必ずチェックしましょう。
① 助成金の支給申請を行う直近の会計年度の「生産性」が、
・その3年度前に比べて6%以上伸びていること
または、
・その3年度前に比べて1%以上(6%未満)伸びていること
② 「生産性」は次の計算式によって計算します。
生産性=付加価値÷雇用保険被保険者数
※ 付加価値とは、
「企業の場合、営業利益+人件費+減価償却費+動産・不動産賃借料+租税公課」
の式で算定されます。
注意1 ただし、「生産性要件」の算定の対象となった期間中に、事業主都合の離職がないことが必要ですから注意が必要です。
注意2 生産性要件を算定するための「生産性要件算定シート」は厚生労働省のホームページに掲載されていますので以下のリンクから厚労省のホームページへジャンプし、ダウンロードして利用しましょう。