両立支援等助成金
育児休業等支援コース
Ⅰ 育休取得時
A:育休取得時:28.5万円
B:職場復帰時:28.5万円
■育児休業等支援コース助成金支給申請の流れ
① 対象従業員への周知・就業規則等への規定
就業規則に育休復帰支援プランを作成し、これに基づいて実施するという主旨の条文を加えましょう。
② 育休復帰支援プラン作成のための面談
まずは、面談をしましょう。該当する従業員と今後について話し合います。
③ 育休復帰支援プランの作成
このプランに基づいて育休取得と職場復帰の支援を行いますので、重要です。
④ 育休復帰支援プランに基づいた業務の引継ぎ
スムーズな育休を取得できるよう、育休復帰支援プランに基づいて業務の引継ぎを行います。
⑤ 育児休業の取得「3ヵ月以上」
育児休業中に認められる就労は10日以内又は80時間以内です。
⑥ 支給申請(育児休業取得時)28.5万円
この助成金の第1弾です。
⑦ 職場復帰「6ヵ月以上の継続雇用」
原則として原職復帰を想定しています。十分な育休を取得してから復帰しましょう。
⑧ 支給申請(職場復帰時)28.5万円
この助成金の仕上げの第2弾です。 これを見てお分かりいただけるかと思いますが、「育休復帰支援プラン」いかに重要なのかが分かります。 つまりは、全てこのプランに基づいて、育児休業を支援することになるわけです。
Ⅱ 業務代替支援
A:新規雇用 47.5万円
B:手当支給等 10万円
C:有期雇用労働者加算 9.5万円
◆主な要件
- 育児休業取得者の業務を代替する従業員を確保し、かつ育児休業取得者を現職等に復帰させること
- Aについては、対象労働者が3か月以上の育児休業を取得し、事業主が休業期間中の代替要員を新たに確保したこと(派遣社員でも可)
- Bについては、Aによらず(代替要員を確保せず)に業務を見直し、周囲の社員により業務をカバーさせたこと
- 対象労働者を現職に復帰させ、現職復帰後も申請日までのの間、雇用保険被保険者として6か月以上継続雇用していること
Ⅲ 職場復帰後支援
育児休業から復帰後、仕事と育児の両立が特に困難な時期にある従業員のため、以下の支援に取り組み、実際に制度を利用した場合に支給されます。
制度導入時 28.5万円
制度利用時
A:子の看護休暇制度1,000円×時間
B:保育サービス費用補助制度 実費の2/3
◆主な要件
- 育児・介護休業法を上回る「A:子の看護休暇制度(有給、時間単位)」または「B:保育サービス費用補助制度」を導入していること。
- 対象労働者が1か月以上の育児休業(産後休業を含む。)から復帰した後6か月以内において、導入した制度の一定の利用実績(A:子の看護休暇制度 は10時間以上(有給)の取得またはB:保育サービス費用補助制度は3万円以上の補助)があること。